【強烈な自己否定癖を緩めるまでに辿った道のり(全5話)】第5話「エピローグ~これが私の現在地~」
この文章を書いているのは、2026年6月22日。自分の人生を大きく変えたいと願って受けたコーチングの最終セッションが終了した日から約2年が経過している。
今は同じ会社の、あの頃とは違う配属先で変わらず勤務している。以前のように20分以上のランニングや毎日資格勉強!みたいな、ストイックな朝活はしていないけど、今でも5時前に起きて本を読んだり散歩したりしているから、外からみたら私の人生はそんなに変わらない。
仕事では上司との関係に悩んだり、あまりにミスが多かったりで、落ち込む日々。絶不調。たまーに涙目にもなる。
復職と同時期に人生初のマッチングアプリを始めて、28歳にして初めて恋人ができた私。昨年まで浮かれまくりだったくせに、最近ははっきり描ききれない将来像に「一緒にいる未来を信じていいのだろうか…」と、大きく揺らいでいる。きっとよくある悩みなんだろうけど、こんな状態になるとは想像していなかった。
とまあ、相変わらずくよくよしていることが多い。
でも、うじうじすることは少ない。短くなった。
自分を攻撃するようなことはない。
20代をめいっぱい使って自分と向き合った日々のおかげで、誰かに求めていた「わかってほしい」「認めて欲しい」をある程度、自分で分かってあげられるようになった。
もちろん、誰かに認めて欲しい気持ちが消えることはないのだけれど。
私は私。
どれだけ傷ついても、核が壊れることはないんじゃないかと信じることができている。

そうそう、今ね、生活が愛おしいと思えるようになったの。
ずっと仕事のことが中心で生きてきた。遅くまで残業して、帰りの車を運転しながらスーパーで買ったパンを頬張るなんて夕食がほとんど当たり前だったけれど、今はそんなことはしなくなった。
家でだらーーんとする時間も好き。最近はゲームの世界で理想の山小屋を作るのに夢中になっている。

結局のところ
転職も
キャリアアップも
住む環境も
繊細なところも
何も変わっていない。でもずいぶんと私、生きやすくなった。
自分を無意識に抑え込んだ10代、たくさん挑戦して大きく崩れることも経験した20代。
もうすぐ30代に突入する。なんだかちょっと楽しみ。
どうしようもなく自分が嫌で、消えてしまいたい。そんな自分でも、
腐りきらずに、たくさんの人やものごとに出会いつつ、人と自分との約束を守っていけば、
変わりたいと願い続けていれば、
きっとどこかで光が差すときがくるんじゃないかと、今の私は思っている。
これが私の現在地。
≪終わり≫
