【強烈な自己否定癖を緩めるまでに辿った道のり(全5話)】4話「回復への道のり。自分を許すということ」
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とある個人事業主さんとの出会い。自己否定を緩める方法を教わる。

すがる思いでオンラインカウンセリングやSNS上のお悩み聞きますという投稿にDMを送っているときに出会ったのが、当時個人事業主として活動されていた方。(以下Kさんとします。現在は活動をされていません)。
Kさんは3回の休職し、そこから立ち上がった経験をもとに同じような人を救いたいと、1on1を募集していた。Kさんの幼少期や休職の赤裸々な経験談の投稿を見ていくうちに「この人なら私の苦しさをわかってくれるかもしれない」、そう思ってDMを送った。
最初は話を聞いてほしいだけだったけど、流れでカウンセリングとコーチングを掛け合わせたプログラムの体験版を受けないかと誘いを受けた。
一度コーチングで苦しい想いをしていることもあり、断ろうかと思った。でも無料だというし、受けることを決めた。
衝撃的だった。1時間でKさんと一緒に自分の過去の棚卸しをする。その中で自分の何か成果が出せないと価値がないとする「価値なし」のメンタルモデル、本当に欲しかった関わり「何も出来なくても、ダメでも、何も言わなくていい。ただ側にいてほしい」に触れることができた。涙が止まらなかった。
今まで必死に、何かができないとって無意識のうちに思って。だから、10代の頃は何もできない自分は消えてしまった方がいいと思っていた。20代で資格の勉強に励んだり、キャリアコーチングを受けたのも、無意識の中に在った「何かできないといけない」という呪いが根底にあった。
…たった1時間で、ここまで涙が止まらないほど私の心の奥深くに到達できた。メンタルモデルも本を読んで知っていた。事実と感情を分けて考えるという手法も知っているし、なんなら自分ひとりで実践したこともある。
それでも、Kさんと一緒に見ていくことで到達できるところがあるのかも。
そう確信して、約20万円を投じて、3ヶ月間のプログラムを受けることにした。
…今思えば、すごい勢いである。
でも、私の傷をわかってもらえた。初めてすべてを受け入れてもらえたような感覚。この人についていけば、何か変わるかもしれない。この出会いを逃してはいけない気がした。
自分を受け入れるために大切なこと

Kさんのセッションを受ける中で。自分を受け入れるには何が必要か体感することができた。
一部だけ皆さんにシェアしたい。
自分を許すこと
休職前後の私は「休んではダメだ」「強くないとダメだ」「家族のように明るく振舞えない自分はダメだ」「父や姉のように優秀じゃない自分はダメだ」「姉のことを大事に思えない自分はダメだ」「こんなことになってしまった自分はダメだ」と、自分のいたるところに「ダメ」だとジャッジしていた。
今に始まったことではない。幼いころから私の中にくすぶっている呪いのようなもの。
それを手放すのである。
方法はただひたすらに自分に言い聞かせる。それも本気で、愛を込めて、言い聞かせるように。
「休んでもいい」「弱くてもいい」「すぐに泣いてしまってもいい」「全部許してあげる」
初めのうちは、怒りが湧いてくる。こんなことをしている自分は何なんだ、気持ち悪い
でも毎日毎日唱え続けるうちに本当に許せてくる。すごい力を感じた。
自分にgoodを出す
自己否定感が強い人はどうしても自分のマイナスに目が行く。だから小さいことでも、今日出来たことを書き出す。
…ここまでは、自分で実践していた。でも書くだけでは足りなかった。
心を込めて自分に言い聞かせる。
「休めた自分はすごい」「今日は無理せず、お風呂には入らなかった自分はすごい」
これも、最初は心から思えなくてもいい。そのうち心に自然と染み込むようになる…なんか、胡散臭いと思われそうだ。でも大丈夫、私も最初思ってたから。

自分の気持ちに正直に行動してみる
自分を許すことにちょっとずつ躊躇いが薄れていったあとは、実際に行動してみる
キャリアコーチングを受けていた際にも躓いた、私の課題でもあった。「こんな自分が主張なんてしてはいけない」そんな思いを乗り越える練習。
まずは、セッション中に感じたことを正直にKさんにシェアするところから。
その後は、職場でお世話になったことのある、すでに退職された先輩にLINEをして、一度話す時間が欲しいと連絡してみたり、家族に今の気持ちをちょっとLINEしてみたり。
時には、私の望むような反応が返ってこなくて、やっぱり落ち込むこともあった。
でも、「私が伝えたいから伝えた」。この感覚が大事。
散歩したいと思ったから、散歩した。
Xでの投稿を再開したいと思ったから、再開した。
休職しているくせにわがままだ。自分勝手だ。
そんな声が頭の中に響くこともあった。でも、大丈夫。それでもいいんだと、ここでも自分を許した。
今まで誰かに向けていた「分かってほしい」
母に
職場に
でも、本当に必要だったのは、自分自身が自分の気持ちを受け止めることだった。
今まで誰かに向けていた「分かってほしい」。
その分かってほしいを、自分で受け止められるようになった。
過去と向き合う
自分の心の奥底にある傷はなんだったのか、そしてそれを癒すこと。
正直これは一人でやるのは難しいと思う。私自身Kさんとの対話の中でたどり着けた。
辛い思い出を掘り起こすから、とてつもなく苦しい。できれば、カウンセラーさんなど専門家のひとと一緒にやっていくことをお勧めする。
とまあ、自己否定と戦ったことのある先輩との出会いによって私は緩め方を知ることができた。

復職

その後、これからのことを考えた。一番の大きな問題は「復職」か「退職」か。
私は「復職」を選んだ。
理由は二つ。
一つ目は、自分の生き方を変えれば、今の職場でもまたやっていける余地はあると思えたから。
仕事の内容自体に不満があったわけではない。
たくさん褒めてくれているのに「これじゃだめだ」と否定し続ける自分
ルーティンワークである事務職では、成長しない。成長がなければだめだと否定的に捉えていた自分
休みたいと言えば良かったのに「休んじゃだめだ」とすべてを飲み込んだ自分
今までの生き方を変えずに、他の場所に移ったとしても、同じことを繰り返しただろう。
二つ目は、休職直前や休職終了間近に職場の人に相談できたから。
今まで、自分の気持ちを押し殺して、「とにかく自分が頑張らないと」と思い続けた。
そんな胸の内を、長くお世話になっていた先輩と、休職にあたり手続き等でお世話になった人事の方に話したら、「そこまで深刻に考えているなんて思わなかった」と返ってきた。
私としては、結構ヘトヘトな様子を見せていたはずなのだが…、実際深刻さまでは伝わっていなかったと気づいた。もっと、主張すれば良かったのだと気づいた。
(もちろん、言い辛い雰囲気感じてたってのもあるのだけれど…)
そんなこんなで、私は2025年2月末に復帰した。
復帰するときは、可能であれば家の近くの配属地を希望しますと事前に伝えた。
震えた。
でも、これが私のその時の気持ちだった。
結果的に希望は、通してもらえた。
ああ、伝えて良かった。
≪続く≫
