「それは私が背負う必要があるもの?」「いいえ。私が背負う必要はない」
ルール厳守
五分前行動。遅刻はもってのほか
ミスをしたら全力で謝らなければならない
規則や体裁に縛られているのは十分に承知している。誰でもミスはするもの。必要以上に責める必要はない
十分に”頭では”理解しているのに…
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11月の頭くらいだったか、私の部署に今年の新卒の子が加わった。
正確にいうと4月の仮配属では私の部署。その後、同じ店舗内の別部署に異動。しばらくして本人の希望で戻ってきた。店舗の責任者に「仕事を辞める」と宣言したけど、私の部署に異動の話が出たら続けると言ったそうだ。
許せなかった。
以前一緒に働いていた時も、2,3度教えたことを初めて聞きましたと言い出し
遅刻を3度以上繰り返し
まだ十分にひとり業務を進めることができないのに雑談をする
別部署に異動した時も、その部署の先輩方が頭を抱えていたのは知っている
何度教えても同じことを聞く
何度も休む
間違いを指摘したら不機嫌になる…
そして、私の部署に戻ってきてもあまり変わらなかった。
遅刻も数回あった。
メモは取るようになったがまとめられていない。
早退したいと言い出し、理由を聞いたら県外へ遊びに行くための夜行バスに乗り遅れそうだから
仕事を舐めるなよ
確かに別部署に比べて私の今いるところは緩い。
プライベートとのバランスを重視する方が多い。雑談なども多い。和気あいあいとしてる。
だからっていいところだけを享受して、自分の直すべきところを直さないなんて許せない。
へらへらしてるのなんて絶対に許せない
毎日毎日彼女の言動に意識を集中させ、おかしなところがあったら正してやる…!
楽をしようなんて絶対に許さない!
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そんな自分がものすごくしんどいのです。
常に人の言動に目を光らせ粗捜し。
そして指摘するからには自分のミスも絶対に許せない。完璧であらねばならない。
自分がミスをするたびに、後輩や周囲の人にどう思われているかが気になって仕方がない。
仮に落ち着いた時間であっても、常に全力でテキパキ動かなければ。
使わなくていいところにエネルギーを食いつぶしている感じで、休憩時間も誰とも関わりたくなくなってきた
ここまで来て、ようやく自分が疲れていること気づく
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上記の内容、誰にも言えなくてchatGPTに打ち明けた。
どうやら私は背負う必要のないものを背負っているらしい。
- 「正す役」から降りる
- 「叱る役目は、あなたが全部背負うものじゃない」
”ちゃんとしている”ことがアイデンティティのような私にとっては反抗したくなる言葉。
むしろ、この役割を手放したとしたら、自分にはなにが残るのだろうと不安になる。
でも、背負い込みすぎてるのも分かってる。
学生時代も特別問題の起こさない”模範的生徒”だった。
規則が厳しく、服装やかばんの中身チェックが行われるとき
「あなたはチェックの必要がない」と、いつも免除されていた
仕事を始めてからもそう。前の配属先でも今の配属先でもよく言われる。
「あなたが一番しっかりしてるから、あなたから注意してほしい」
「あなたから言ってくれた方が説得力があるから」
何度も何度も何度も、正論を伝える役を引き受けてきた。
それが私の役目なんだと思っていた。
だんだん快感になってくる。私は正しいことをしているって。
でもそれが気づけば行き過ぎて、必要以上にピリピリして消耗していた。
相手を”自分の思う正しさ”に当てはめてコントロールすることが目的となってくる
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「ねえ、そんな自分で在りたかったの?」
「そもそも、私ってそんな子だったの?」
「その役割は自分が背負いたいものなのか?」
違うよね。
自分の背負える分だけは背負う。
あとは相手や会社に任せよう。伝える必要がある分は十分に伝えたのだから。
そうやって今日も自分を振り返りながら、ひとつずつ荷を下ろしていく。
